EX POSTRiA は、 新規投稿の作成だけでなく、 既存投稿の操作 (削除 / 非公開 / 内容更新) もメールから実行できます。
操作メールの基本: 件名 [操作]
操作メールは、 件名を [操作] で始めます。 本文に操作内容を書きます。
Subject: [操作]
[削除]news-20260525-01
→ slug news-20260525-01 の投稿がゴミ箱に移動されます。
サイト管理者が「操作プレフィックス」 を別の名前 (例: [管理]) に変更している場合があります。 標準は [操作] です。
利用できる操作 3 種
| 操作名 | 別名 (英語版) | 動作 |
|---|---|---|
[削除] | [delete] / [trash] | 該当投稿を ゴミ箱に移動 (WP 管理画面から復元可能) |
[非公開] | [draft] | 該当投稿を 下書きに戻す (公開を取り下げ、 後で再公開可) |
[更新] | [update] | 該当投稿の 指定フィールドを書き換え (タイトル / 本文 / カテゴリ / タグ / ステータス / アイキャッチ画像) |
操作の対象 (投稿の指定方法)
操作する投稿は、 スラッグ (slug) または URL で指定します。
スラッグでの指定
[削除]news-20260525-01
スラッグは投稿の URL から確認できます。 例えば URL https://example.com/news-20260525-01/ なら、 スラッグは news-20260525-01 です。
URL での指定
[削除]https://example.com/news-20260525-01/
URL をそのまま貼り付けても OK。 URL からスラッグが自動抽出されます。
数値 ID は使えない
✗ 不可:
[削除]3648
事故防止のため、 数値 ID での指定は不可です。 スラッグまたは URL を使ってください。
削除の例
From: you@example.com
To: postria@mail.your-domain.com
Subject: [操作]
[削除]news-20260525-01
→ スラッグ news-20260525-01 の投稿をゴミ箱に移動。
ゴミ箱送り なので、 万が一誤操作した場合は WP 管理画面の「ゴミ箱」 から復元できます。
非公開の例
Subject: [操作]
[非公開]news-20260525-01
→ 投稿を下書きに戻します。
- フロント (サイトの閲覧者から見える側) からは見えなくなります
- WP 管理画面の「下書き」 一覧に移動
- 後で「公開」 に戻したり、 メール
[更新]で内容修正してから再公開できます
更新の例 (もっとも複雑)
Subject: [操作]
[更新]news-20260525-01
[タイトル]修正したタイトル
[本文]
新しい本文の内容です。
複数段落 OK。
ここも投稿本文に含まれます。
[/本文]
[カテゴリ]news
[タグ]urgent,fix
[ステータス]publish
→ 結果:
- スラッグ
news-20260525-01の投稿が対象 - タイトル → 「修正したタイトル」
- 本文 → 新しい内容に置換 (複数段落)
- カテゴリー →
newsのみに置換 (既存カテゴリーは外れる) - タグ →
urgentとfixのみに置換 - ステータス → 公開済 (
publish)
重要: 「指定したフィールドだけ」 が書き換わる
[更新] で指定しなかったフィールドはそのまま残ります。
例: タイトルだけ修正したい場合:
Subject: [操作]
[更新]news-20260525-01
[タイトル]修正後のタイトル
→ タイトルだけ変わり、 本文 / カテゴリー / タグ / ステータスは元のまま。
使えるフィールド
| フィールド | 動作 |
|---|---|
[タイトル]xxx | 投稿タイトルを置換 |
[本文]...[/本文] または [本文開始]...[本文終了] | 本文を置換 (複数段落可) |
[カテゴリ]slug / [カテゴリ]slug1,slug2 | カテゴリーを置換 (既存は外れる、 通常投稿の [カテゴリ] とは異なり ADD ではない) |
[タグ]slug1,slug2 | タグを置換 (slug 単位、 未存在 slug は新規作成される) |
[ステータス]publish / draft / pending | 公開状態を変更 |
注意: 操作メールでは envelope marker は不要
通常投稿 (署名を投稿から除外する) で使う [本文開始]...[本文終了] (envelope marker) と、 上記操作メールの [本文]...[/本文] は同じ記号ですが用途が異なります:
| 通常投稿の envelope | 操作メールの本文置換 | |
|---|---|---|
| 用途 | メール本文の範囲を明示 (署名除去等) | [更新] で本文を置き換える時の範囲指定 |
| 周囲のフィールド配置 | [スラッグ] [公開日時] 等は envelope の内側に書く | [タイトル] [カテゴリ] 等は [本文]...[/本文] の外側に直書き |
つまり操作メールでは:
Subject: [操作]
[更新]news-20260525-01
[タイトル]新しいタイトル ← [本文] の外側に直書き
[本文]
新しい本文の内容
[/本文]
[カテゴリ]news,event ← [本文] の外側に直書き
[ステータス]publish
の形が標準です。 envelope marker ([本文開始]...[本文終了]) で囲む必要はありません。
添付画像がある場合
[更新] のメールに画像を添付すると、 アイキャッチが自動で置き換えられます (画像 1 枚目)。
Subject: [操作]
[更新]news-20260525-01
[タイトル]新しいタイトル
[new-image.jpg を添付]
→ タイトルが新しくなり、 アイキャッチも new-image.jpg に置き換わります。
通常投稿の [カテゴリ] と 操作メール [更新] の [カテゴリ] の違い
| 用途 | 動作 |
|---|---|
通常投稿 (例: [お知らせ]) の [カテゴリ] | 追加 (ADD): フォーマット default + 指定 slug |
操作メール [更新] の [カテゴリ] | 置換 (REPLACE): 既存をすべて外して指定 slug のみ |
これは設計上の意図的な違いです:
- 新規作成時: 追加方式の方が便利 (defaults を活かしつつ追加できる)
- 更新時: 置換方式の方が明確 (何が残っているか曖昧にならない)
複数操作を 1 通で
複数の操作を 1 通のメールにまとめて書けます:
Subject: [操作]
[削除]news-20260525-01
[非公開]news-20260526-02
[更新]news-20260527-03
[ステータス]draft
→ 上から順番に実行されます:
news-20260525-01をゴミ箱にnews-20260526-02を下書きにnews-20260527-03のステータスを draft (下書き) に
注意: [更新] の追加フィールドは直下に書く
[更新] の [タイトル] [本文] 等の追加フィールドは、 その更新操作の直下に書きます:
Subject: [操作]
[更新]news-20260527-03 ← 対象 A
[タイトル]タイトルA
[本文]
A の本文
[/本文]
[更新]news-20260528-04 ← 対象 B
[タイトル]タイトルB
[本文]
B の本文
[/本文]
→ それぞれの [更新] の下に書かれたフィールドが、 その投稿だけに適用されます。
⚠ 安全装置 — メール経由で何でもできるわけではない
事故防止のため、 メール経由の操作には以下の制約があります:
1. EX POSTRiA で作成された投稿のみ対象
WP 管理画面や他のツール (Word Press エディタ、 他のプラグイン) で作られた投稿は対象外です。 メール経由で間違って消すリスクを下げています。
判定方法: 投稿に _postria_format という記録があるかどうか (EX POSTRiA で作られた投稿には自動的に付く)。
2. 投稿タイプ post のみ
固定ページ (page) や カスタム投稿タイプ は対象外です。 メール経由で重要な固定ページ (会社概要 / 利用規約等) を消す事故を防いでいます。
3. 送信者ホワイトリスト + WP ユーザー + 権限チェック
通常の投稿と同じ 3 つの条件 (メール送信の基本) が全て必要です。 第三者が操作メールを送信しても、 ホワイトリストに無ければ何も起きません。
4. 削除はゴミ箱、 非公開は下書き
「物理削除」 や「完全削除」 ではなく、 復元可能な形で行います:
[削除]→ ゴミ箱送り (30 日後に自動削除されるサイト設定なら、 30 日以内に復元可)[非公開]→ 下書きに変更 (いつでも「公開」 に戻せる)
5. 数値 ID は使えない
数値 ID は誤入力リスクが高いため、 スラッグまたは URL でのみ指定可能です。
失敗時の挙動
操作が失敗した場合 (対象が見つからない / 権限不足 / EX POSTRiA 作成投稿でない 等):
- そのメールの他の操作は引き続き実行されます (1 つの失敗で全停止しない)
- 失敗した操作の詳細は WP 管理画面の 受信ログに残ります (サイト管理者が確認可能)
- 投稿者には特に通知されない場合があります (拒否通知が来るのは件名プレフィックスエラー等の場合)
操作メールの活用例
例 1: 古いお知らせをまとめて削除
Subject: [操作]
[削除]news-20240501-01
[削除]news-20240515-02
[削除]news-20240601-03
例 2: 一時的に投稿を非公開にする
Subject: [操作]
[非公開]news-20260525-01
- 「公開していたが、 情報が古くなったので一旦下げたい」 ときに便利。 後で内容を修正してから再公開できます。
例 3: 内容を全面的に書き換える
Subject: [操作]
[更新]news-20260525-01
[タイトル]【更新】営業時間変更のお知らせ
[本文]
営業時間が変更になりました。
新営業時間: 9:00-18:00 (5/1 より)
ご不便をおかけしますがよろしくお願いいたします。
[/本文]
[タグ]update,hours
例 4: タイトルのタイポを直す
Subject: [操作]
[更新]news-20260525-01
[タイトル]営業時間変更のお知らせ
トラブルシューティング
| 症状 | 原因 / 対処 |
|---|---|
| 操作したのに何も起きない | 受信ログを管理者に確認してもらう (対象未存在 / 権限不足等の可能性) |
| 削除したつもりが本文が更新されてしまった | [更新] を [削除] と誤入力していないか確認 |
| スラッグが分からない | サイト管理者か、 投稿の URL から確認 (/news-20260525-01/ 等) |
| 固定ページを削除したい | メール経由は不可。 サイト管理者に直接依頼 |
| 削除を取り消したい | WP 管理画面の「ゴミ箱」 から復元可能 (サイト管理者に依頼) |
次のステップ
- メールを送ったのに何も起きない → トラブルシューティング
- 早見表を見たい → チートシート