このページの結論
主要メーラーには 「長い行を自動で折り返す」 設定があります。 これが ON だと、 メーラーが勝手にメール本文に改行を挿入し、 投稿に「途中で改行 + 空行」 として現れます。
| メーラー | 自動折り返しのデフォルト | 影響 |
|---|---|---|
| Outlook (Windows) | ON (76 文字付近) | 大 — 設定変更を強く推奨 |
| Outlook for Mac | ON (環境依存) | 大 — 同様 |
| Outlook on the Web (OWA) | OFF (HTML メールがデフォルト) | 小 |
| Apple Mail (iPhone / Mac) | OFF | なし |
| Gmail (Web / アプリ) | OFF | なし |
| Thunderbird | OFF or 高い値 | ほぼなし |
Outlook ユーザーは設定変更が必要です。 他のメーラーは基本的に問題ありません。
症状: 文章途中で改行が入って投稿される
投稿者が Outlook で書いた本文 (1 行で書いたつもり)
サイラクリニック(耳鼻咽喉科)様の店舗誘導看板(ロードサイン)を制作しました。
実際にサイトに投稿される表示 (Outlook が勝手に折り返した結果)
サイラクリニック(耳鼻咽喉科)様の店舗誘導看板(ロードサイン)を制作しまし
た。
→ 「制作しまし」 と「た。」 の間に意図しない改行が入る。
これは EX POSTRiA や WordPress の問題ではなく、 Outlook の送信時の自動折り返しが原因です。
Outlook (Windows 版) の自動折り返しを無効化
手順 (Outlook 2016 / 2019 / 2021 / Microsoft 365 共通)
- Outlook を起動
- 左上の 「ファイル」 タブをクリック
- 左下の 「オプション」 をクリック
- 開いたダイアログの左メニューで 「メール」 を選択
- 「メッセージ形式」 セクションまでスクロール
- 次の項目をチェックを外す (もしくは 999 等の大きな数字に変更):
☑ テキスト形式のメッセージを次の文字数で自動的に改行する: 76
- 「OK」 で閉じる
設定変更後の効果
- 投稿者が書いた通りの本文がそのままサイトに反映される
- 1 段落の長文も途中で改行されない
- 投稿者が意図的に改行を入れた箇所だけ改行される
Outlook for Mac の自動折り返しを無効化
手順 (Outlook for Mac 16.x 以降)
- メニューバー → 「Outlook」 → 「環境設定」 (または
Cmd + ,) - 「作成」 → 「メッセージ」 タブ
- 「ASCII テキスト形式でメッセージを送信する」 または 「行の折り返し」 関連の設定を確認
- 自動折り返しの チェックを外す か 無効化
- 設定を閉じて保存
注意
Outlook for Mac はバージョンによって設定項目の名前が異なります。 上記が見つからない場合は、 常に HTML 形式で送信する設定にすれば自動折り返しを回避できます (「ファイル」 → 「新規メッセージ」 で HTML 形式を選択)。
Outlook on the Web (OWA / Web 版 Outlook)
Web 版 Outlook はデフォルトで HTML メール送信 (自動折り返しなし)。 通常は問題ありません。
例外: 「テキストとして送信」 を選択している場合
- Web 版 Outlook の設定 (歯車アイコン) → メール → 作成と返信
- 「メッセージを HTML で作成する」 が選択されているか確認 (= ON 推奨)
他メーラー別の状況
Apple Mail (iPhone / iPad / Mac)
デフォルトで自動折り返しなし = そのままで OK。
- 設定確認不要
- 投稿者が書いた通りに送信される
Gmail (Web / iOS / Android アプリ)
デフォルトで自動折り返しなし = そのままで OK。
- Web 版もアプリ版も同様
- HTML メール送信が標準
Thunderbird
設定で行折り返しを変更できますが、 デフォルトは安全側 (高い値 or OFF)。
確認手順 (念のため)
- ツール → アカウント設定 → 編集とアドレス入力
- 「行の最大幅」 を 999 等に設定 (デフォルトは 72 だが、 メッセージ形式により挙動が異なる)
設定変更ができない / したくない場合の代替策
A. メーラーを HTML 形式で送信する
ほとんどのメーラーで「HTML 形式で送信」 を選ぶと、 自動折り返しが効かなくなります (HTML メール内では <p> や <br> で構造化されるため)。
B. 別のメーラーに切り替え
- Outlook → Apple Mail / Gmail に切り替え
- スマホで Gmail アプリから送信
C. メールを短く書く
各段落を 60 文字以下に抑えれば、 自動折り返しが発動しません。 ただし長文を書きたい場合は不向き。
D. 投稿後にサイト管理者が編集
投稿された記事を WordPress 管理画面で手動編集して、 余分な改行を削除。 ただし手間がかかるので、 設定変更の方が確実。
なぜこの問題が起きるのか (技術的背景)
Outlook など一部のメーラーは、 メール本文を 76-78 文字で自動的に折り返す仕様があります (古いメール仕様 RFC 5322 / 2822 の互換性のため)。
- 76-78 文字で改行 (CRLF) を強制挿入
- 受信側のメーラーは通常「これは自動折り返しなので元の 1 行に戻す」 という処理を行う (format=flowed 等)
- しかし WordPress / EX POSTRiA は受信側として動作する際、 折り返された改行を そのまま「投稿本文の改行」 として扱う
- 結果: 投稿に「途中で改行 + 空行」 が現れる
これは Outlook の標準仕様であり、 投稿者側の設定変更で完全に解決できます。
トラブルシューティング
| 症状 | 原因 | 対処 |
|---|---|---|
| 1 段落で書いた文章が途中で改行されて表示される | Outlook の自動折り返し | 本ページ上部の Outlook 設定変更 |
| 段落間に意図しない空行が入る | 上記と同じ | 同上 |
| 設定変更したが直らない | 既存の投稿は変わらない (新規送信から効果) | 既存投稿は WP 管理画面で手動修正 |
| Apple Mail / Gmail から送ったが同じ症状 | おそらく別の原因 (投稿者が実際に改行を入れた等) | 本文を再確認 |
まとめ
- Outlook ユーザーは必ず自動折り返しを無効化してください
- 他メーラー (Apple Mail / Gmail / Thunderbird) は基本的に問題なし
- 設定変更後は、 投稿者が書いた通りの本文がそのまま投稿される
- 既存投稿の余分な改行は WP 管理画面で手動修正
次のステップ
- 既に Outlook 設定変更済: テスト送信で正しく投稿されるか確認
- 設定変更が難しい: サイト管理者に「HTML メール送信」 への切替えを相談、 もしくは別メーラー使用
- その他のトラブル: トラブルシューティング を参照